マキコミの技術 | |
コグレマサト いしたにまさき
インプレスジャパン 2010-12-17 |
【お題】
ウェブで影響力を発揮するにはどうすればいいか?
ポイント1.それでもブログを書く
Twitterはリアルタイムの情報を伝達するのに優れている一方、ツイートの寿命が短いという難点もあります。どんどん新しいツイートに上書きされる「フロー」の情報なので、蓄積が効かないのです。対してブログは古い記事をインデックスから探したり、検索したりすることも容易で、自分のアイデアや考えをまとめて保存するのに優れいています。このような情報の「ストック」としての価値は、Twitterが盛り上がっているからこそ尚更際立っています。
ポイント2.ソーシャル・マーケティングを強化する
ブログに読者を連れてくるのが検索エンジンだった時代は、SEOやSEMがもてはやされました。しかしMixiやTwitterなどのソーシャルメディアが普及するに連れ、ユーザーは自ら検索するのではなく、信頼してフォローしているユーザーが紹介する情報をフィルターとして活用するようになりました。今後は検索結果の順位ではなく、いかにソーシャルメディアとのつながりを作れるかが重要になるでしょう。
ポイント3.コツコツ継続が基本
ソーシャルメディアでの活動の成果は、「自分が作成したコンテンツ×自分を紹介するコンテンツ(評判)」という形で大きくなります。そしてウェブで影響力を発揮するようになった人の多くは、「続けていたら結果的に」今の地位を築いていたといいます。この言葉で表されるように、ソーシャルメディアでの活動はコツコツ継続することが基本で、ここをショートカットすることはできません。「うまくやろう」「何かを手に入れよう」とあまり成果を急ぎすぎずに、まずは相手に「ギブ」する気持ちで、結果的に成功するまで続けてみましょう。
ポイント4.PDCAを回す
継続すると言っても、漫然と行っていては大きな成果は得られません。ブログを書くときもPDCAを活用してみましょう。Planの段階ですべきは記事のネタとなる情報収集です。ネタが無いことには何も始まらないので、重要な情報源となりそうなブログやニュースサイトをフィードリーダーに登録したりしながら、自分なりの情報フィルタリング方法を作りましょう。
そしてDoで実際に記事を書いたら、今度はアクセスログや評判をCheckします。GoogleAnalyticsやソーシャルメディアが有効ですが、特に他者からの評判がわかるソーシャルメディアが有効です。統計数字だけではなく、読者が感じたことを知ることができるので、Actionにつながりやすいのです。例えばTwitterの検索を利用してブログへのコメントを検索し、気になるものにリプライしてみるのもいいでしょう。
ポイント5.オフ会は欠かせない
つながりを深めたければ、オフ会を活用しましょう。著者のコグレマサトさんも、大きな影響を及ぼす出来事は、いつもオフ会がきっかけだったと本書で述べています。実際に会うことで関係はより強固になるので、ソーシャルメディアでは「一歩前に出る」ことが非常に重要なのです。待っていても誰かが自分を見つけてくれるとは限りません。積極的にソーシャルメディア上で他の人に話しかけつつ、オフ会にも参加するようにしましょう。
【考察】
私のブログにどれだけウェブ上の影響力があるかは分かりませんが、3年前にブログを初めていなかった場合の自分が想像できないほど、私自身がブログから受けた影響は大きいです。自分の考えをまとめる練習になりましたし、読書を継続するよいツールにもなりました。良い仲間にもたくさん出会えました。努力家のぼってぃーさん、自称東北の恋人兼宇宙人のとっしーさん、アントレプレナー精神を持つけんろーさん、ナンパコンサルタントの河合さん、悟りを開いていそうな畑中さん、生い立ちと気質がそっくりな真一さん等々、実際に会って連絡をとりあう仲の良い友達と巡り会えました。
婚約している彼女も、ブログで知り合ってオフ会で意気投合したのがきっかけですし、ほんとブログやってなかったら自分はどうなってたんだか検討もつきません。まだやっていない人は是非、ブログを始めてみてください。
そしてどうせやるなら、本書を参考に、まずは3年くらい継続してみてくださいね。
マキコミの技術 | |
コグレマサト いしたにまさき
インプレスジャパン 2010-12-17 |
最近仲良くなった、読書仲間・読書会主催仲間のなんちゃって読書人さんのブログで、少し私のことも紹介いただいています。『本は絶対、1人で読むな!』
http://ueda-dokusyokai.seesaa.net/article/183972678.html
なんちゃって読書人さんは、長野県にて月一回の読書会を継続して開催されています。読書会に興味が有る方は、是非。