先日、サンクチュアリ出版様より、鈴木ぐりさんの『愛する技術』を献本いただきました。「これは私向けの本なのか…?」と思いつつ一応読んだのですが、まったく共感できず…。しかし一昨日に後輩の女性2人(20代前半)の恋愛・婚活話を聞いていたところ、「あれっ、モロあの本の話と一緒じゃん!」とビックリしました。
「あ〜、女性ってこういうものなのかなぁ?」と私には非常に新鮮な内容だったので、せっかく本もいただいたことですし、記事にて共有したいと思います。
1.女性はとにかく愛されている実感がほしい
- 連絡がないと、「浮気してるんじゃないか・・・」と疑って、ストレスを貯めてしまう
- 好きならこれくらいしてくれるはずという感情から、「今すぐ来て」とか言ってしまう
- 一日でも連絡をしないのはNG、キレる
- 自分から連絡すると負けた気がするので、相手から連絡が来るまで待ってしまう
- 相手から連絡がないと不安で、何をしているのかすべて管理したくなる
- かといって、重い女、面倒くさい女と思われたくなく、サバサバしているフリをする
- 自分はいい子だと思っている
以上が、2人の話で印象に残ったポイントです。女性はとにかく、自分が愛されているという実感を求めているのだなと感じました。かと言って自らは相手を積極的に愛しているかというと、どうやらそうでもないようです。
「そう思えるような男性がいない」「自分から好きだというと負けた気がするからできない」というのが理由なのだそうです。しかし日本の男性の多くも「好きだよ」「愛してるよ」と自らはっきりと口にするタイプではないので、これではお互いにストレスが溜まって苦労しそうですね。
2.ひたすら待っている女性は、実はすごく損をしている
『愛する技術』は、「まずは相手が自分を愛してくれないと、自分も相手を愛せない」という主人公の女性が、少しずつ自分を改善していく姿を描いたマンガです。私の中で印象にのこっているのは、「損をしている」というフレーズです。
- 本当の自分を偽って、サバサバしているフリをして、ストレスをためてしまう
- 好きならこれくらいしてくれるはずという感情から、自分も相手も振り回してしまう
- 連絡がないことで喧嘩し、後で後悔してしまう
- 負けたくないので相手から連絡が来るまで待ち、時間とチャンスを無駄にしてしまう
これらはみな、相手に自分の幸せを委ねてしまっているため、感情がとても不安定になります。「こうしてくれさえすれば私は幸せになれるのに、何故あなたはそうしてくれないの!?」と、相手のせいにして勝手に怒ってしまうのです。
本書の主人公の女性もそのことに次第に気づいていきます。好きなことややりたいことがあるなら、相手のアクションを待たずに、自分から動くようになります。上記のような悩みを抱えている女性は、是非読んでみるといいのではないでしょうか?
愛する技術 (Sanctuary books) | |
鈴木 ぐり
サンクチュアリ出版 2012-02-28 |